この行事は曹洞宗大本山永平寺750回大遠忌記念事業の一環として行われました。平成14年は同本山の開祖道元禅師が亡くなられて750回大遠忌にあたり、平成13年、その記念行事として、同本山主催の『祈りと平和のつどい―アジア子ども文化祭「平和・希望・夢」』が、仙台(9/29)と名古屋(10/6)において開催されることとなりました。
これは、各国の子ども達が、文化交流を通じ、共に学び、夢の実現と平和なアジア創造に向け思いを一つにしていきたいとの願いのもとに企画されたもので、SVAが事業を行っている国にベトナムを加えた4ヵ国の10歳から15歳の子ども達、総勢50人以上が来日、日本の子ども達を加えて舞台出演し、交流会を行うというもの。
移動日に当たる9月30日は千葉県曹洞宗青年会が受け入れを担当し、ホームステイを経験してもらいました。翌10月1日は子ども達と、要望の強かったディズニーランドに行きました。
アジアの子供達に夢をもってもらうため微々たる力でしたが、青年会員が努力してディズニーランドに連れて行く事ができ、とてもうれしく感じました。きっと彼らにも貴重な記憶になると思います。
また数年後私達が、大遠忌などという事をすっかり忘れたころにも、日本のお坊さんと行ったディズニーランドを、彼らは忘れる事はないと思います。あるいは道元禅師研究家が育っているかもしれません。
私達が礼拝恭敬するお釈迦様が初転法輪して、仏教が人々を救う宗教として生まれ、苦しみの中に生きる人々に夢と希望を持って生きる生き方を教えたのであれば、法孫たる私達も、生死の苦しみの中を漂う人々にわずかでも灯火となるような生き方をしていきたいと考えます。ほんの些細なことであったかもしれませんが、それを示す事ができた企画と考えています。また今回、時間がなく多忙な中での青年会員の頑張りにも敬意とともに感謝しています。
この活動の報告は会報誌「法灯」第8号にもあります。ご参照下さい。

松源寺の寺族糸川美智子さんのコメント
たった一泊ということで、とても短い時間でしたが、大変楽しい時を過ごす事が出来ました。出発してしまった後は寂しさが残り、それぞれ余韻に浸っていました。またいつかお会いできる日が来るといいと思います。 |
檀家さんにホ−ムスティの受け入れをお願いした 見性寺 殿城太寛師のコメント
お檀家さんの家で一泊お世話になりました。食べ物で少し戸惑いもあったようですが、皆快適に過ごせたようです。あいさつを日本語でするところや礼儀正しさに感心しました。ディズニ−ランドでは日本に住んでいる子供の身内の方たちも合流して下さったので、子供たちは安心して楽しい思い出を作れたと思います。 |
青年会事務局の新野師は、ホ−ムスティの様子をお寺のホームページ内“今月今日”で紹介しています。
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