タイの、ミャンマーとの国境地帯には、ミャンマー政府からの弾圧を逃れてきた、少数民族の人々が多く暮らしていた。自給自足が可能な地帯であり、古くから親交もある地域なので、タイ国側住民もこれを受け入れ共存していた。
これを静観していたタイ国政府であったが、難民の増加に対応せざるを得ない事態になり、幾つかの難民キャンプを指定し、難民として移動させた。それにともなって自給自足体制が崩れ、食糧問題、衛生問題が発生、さらに当然難民の帰還問題が発生してきた。
国連難民高等弁務官事務所は、タイ国政府の依頼を受ける事でしかこれに関わる事が出来ず、現在人道的な支援程度しか行っていない。難民数は14万人にも及び、今後の対応が急がれる。この地域においては冬はかなり冷え込み、一桁台の気温になる事も珍しくない。圧倒的に防寒具が不足している。
そこでカンボジア難民に対する衣類配布に実績のあるSVAに防寒具14万枚以上を配布するプロジェクトを組むよう現地のボランティア組織より依頼があった。但し14万枚以下であれば配布する事はできない。またこの種のプロジェクトは現地の自立を促進する事を目的としているので、防寒着以外の衣類は配布する事が出来ない。
■目 的 道元禅師750回大遠忌記念事業として、菩薩業の実践として行う。 現実に寒さに震える人々に、古着ではあるが衣類を提供する。古着という事で、ボランティア活動に参加しやすいアイテムであり、我々自身の貴重なボランティア経験であると認識し全会員の協力を持って遂行する。
■衣類目標 5000枚 防寒で、上着のみ。古着、ただしクリーニング(洗濯)済みの物。
■衣類の種類 大人向け 2500枚 子供向け 2500枚 ジャンパー・セーター・トレーナー・フリース・ウインドブレーカー・コート・スキーウェア・ ジャケット・ジャージ(上着) ズボン類、スーツ、フォーマルな物は収集しません。ご注意を。 一着につき100円の送料を徴収します。送料のない物は収集しません。 (注:現在は収集していません。)
■集中集積場所
南総地区 |
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真光寺・松源寺グル−プ |
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目標 1000枚 |
内房地区 |
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見性寺グル−プ |
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目標 1000枚 |
成田地区 |
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龍安寺・永興寺グル−プ |
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目標 1000枚 |
千葉地区 |
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宋胤寺グル−プ |
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目標 1000枚 |
野田・柏地区 |
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海福寺グル−プ |
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目標 500枚 |
外房地区 |
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瑞岩寺グル−プ |
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目標 500枚 |
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