去る平成13年10月16日 真光寺に集められた衣類の段ボール箱を
大黒埠頭の倉庫まで運びました

会報誌「法灯」第8号にも関連記事があります。ご参照下さい。

真光寺の本堂を
埋め尽くした段ボール箱


本堂からトラックへ積み出し

高速を移動するトラック 倉庫に着いて荷下ろし

無事に倉庫まで届け終わり
ほっと一息
(ちょっと腰が痛い…)


事業終了後の会長のコメント

 こんなに大変だとは思わなかったという位大変でした。特に真光寺に山になったダンボールを横浜港に運送する作業は大変でした。

 私は平成3年カンボジア難民のための衣類を送る運動の視察旅行に参加したことがあります。アンタックが駐留し、自衛隊が道路を作っていたころです。ホテルの近くの店で手榴弾が爆発し驚いたような時でした。日本各地から集められた衣類の配布所に行き、前日から野宿して待っている人、10時間かけてジャングルを歩いてもらいに集まってきた人などに直接手渡しました。彼らの歓迎ぶりと、感謝の心、熱い思いが忘れられません。衣類は1人1枚で、それぞれに欲しいものを交換して、三々五々に帰って行きました。自立のために阻害要因になるということで、私が訪れた視察団は慈愛の衣類を送る運動をやめることにしました。

 今回たまたまミャンマー難民に衣類を送る運動の話が来たときに、この時の光景を思い出しました。修証義に同事行について書かれています。いろいろなことを考える人がいると思います。もちろんいろいろな判断は必要ですが、同事の気持ちを忘れてはいけないと思います。好意である布施で生きる者として、常に慈悲の心は忘れたくないものです。今回県内大勢の方々の慈悲の心が集まって、1万枚を越える善意を寄せていただき心から感謝しています。また青年会員には忙しい中さまざまな努力が積み重なった1万枚と考えています。かつてのカンボジアで見た光景のように、現地の難民の方々はこれを喜んでもらってくれると思います。

 初めてのことでもあり、多忙とはいいながら様々な不手際があった事をお詫び申し上げます。

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