平成14年度 7 月 定 例 会(ボランティア研修会)
於・成田市 永興寺
NPO法人「三松会」の活動について、この法人の理事長を務める群馬県源清寺副住職 塚田一晃師より貴重な体験談を聞く事が出来ました。
概要を要約しますと、この法人は平成7年6月に発会、平成13年3月に群馬県知事の認証を受け、現在では数多くの市・町各福祉事務所、高齢者施設、福祉施設、民生委員等に認知され活動しており、身よりのない方や生活困難者、生活保護受給者の方々への葬儀全般を執行しているそうです。
特記すべき点は、御遺体の搬送から納骨まで全てを一人で行っている事です。依頼があれば24時間何時でも自分で車を運転し、御遺体の搬送に向かい、納棺、火葬場の手配、弁当の手配に始まり、葬儀の執行、納骨に到るまで一人で行うそうです。時には腐乱した御遺体や、自殺体の依頼もあるそうで、苦労した体験等も伺う事が出来ました。
私たち(僧侶)が通常勤める葬儀は、綺麗に納棺された状態から始まりますが、その前後より携わる事によって、故人の生い立ちや生活環境、更には生き様を通し、人間が持つ善性と悪性がはっきりと見えてくるそうです。
この研修会を通して、「葬儀」を違った観点から考える機会を得ました。
ボランティア委員会
委員長 武田聖英
“三松会の御案内” より
三松会は、身寄りのない方、生活保護受給者、生活困難者、施設入所者、他諸々の事情のある方が困ったとき、支援する社会福祉活動をさせていただいております。
・病院からのご遺体の搬送からいたします。(24時間対応致します) |
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・自宅等で葬儀のできない方などの密葬に対応いたします。 |
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