萬燈供養会修行


本年度の千葉県曹洞宗青年会の目玉行持でもある『萬燈供養会』が、10月12日・千葉市海蔵寺様において、修行されました。


 法堂を埋めつくす蝋燭の灯り、普段修行する法要とは違う空気の中、萬燈供養は行われました。その多くの灯りはそれ自体に存在感が有り、法要をより説得力の有るものにしていました。ほとんどの会員が参加経験もなく、多少の不安を持ちながらの修行でしたが、それぞれ頂戴した配役を務めあげ、達成感を感じながら無事に終えることができました。会員同士が新たな取り組みをこなす事で、また一歩信頼関係が築けたように思います。同じ志を持った仲間が居るということは、とてもうれしく、心強いですよね。会員の皆様これからも協力しあって、日々精進してまいりましょう! 最後に協力頂いた方丈様方、青年会OBの諸先輩に深く御礼申し上げます。
千葉県曹洞宗青年会 ボランティア研究委員長  宮下晴祐 九拝


萬燈供養会に先立ち、内勤での追悼法要一座

大勢の方々にお集まり頂き、萬燈供養会は修行されました。
真っ暗な法堂ので、無数に灯されたロウソクの明かりのなか、
幽玄に荘厳に、法要は進行。




当日に先立ち、準備の模様・・・

当日に向けて、会員諸兄、
何度も集まっては、綿密に準備・打ち合わせ。
写真は特に、当日の焼却供養に用いられた、
一霊一霊の経木卒塔婆書きの模様です。

会場の準備も余念なく。
進退の習儀も余念なく。

萬燈供養は、その成果です。



 去る10月12日、千葉市 海蔵寺様を会場に行われた千曹青主催「万燈供養会」皆様のおかげを持ちまして、無事円成することができました。ご協力いただいた皆様本当に有難うございました。参加された一般檀信徒の多くの方からも大変良かったとの感想をいただきました。
 心配していた雨も止み、最後の焼却供養まで滞りなく修行できたこと本当に感謝いたします。
 この法要に関して、参加された皆様の忌憚のない意見をお聞きしたくお待ちしております。
 いつも感じることですが、大きな行事の後には充足感と同時に何か空しさのような感情がわいてきます。宗務所書記時代は、常に行事に追われているような感覚で仕事をしていましたので、最後の青年会では、なるべく各自が足元をみつめていけるような活動をしたいと考えていました。
 しかしながら、周りのOBを含めたいろいろな人から今年の青年会は何をするんだ、この万燈供養会のあとにも、来年は何をするんだなどと聞かれることが多く、そのような時、ふと外から見た青年会という組織は、行事をするための団体なのかなあなどと考えたりもします。
 私の考える青年会とは、各自が僧堂安居を終えてから県内において仲間作りをする場所であり自己研鑽・自己啓発の場として活用してもらえたらいいと思っています。
 これからは、毎月の定例会・恒例行事等を活性化することが大事なことだと考えています。

千葉県曹洞宗青年会会長   田中義光 九拝