千葉県曹洞宗青年会平成15年度総会


 現代における青少年世代の社会問題は非常に根深く、心の時代とうたわれる二十一世紀はまさに宗教が求められている時代です。社会が青年僧侶に何を求め、それに対して我々僧侶一人一人が、どう応えていけるかを考え、具体的に動くことが大切だと感じます。
 仏教は「縁の宗教」と言われる宗教です。青年会で知り合えた良縁を喜び、「和合僧」という言葉を大切に思い、社会への布教伝道に精進していかなければならないと感じております。
 今年度は、平成8年に青年会主催で開催した「報恩梅花授戒会」の戒師をお勤めいただいた清水惟一老師、説戒師をお勤めいただいた藤井徳禅老師それぞれ遷化されておりますので、追悼法要の意味も込めてまた、研修の機会として県内では行われることの少ない『萬燈供養法会』を行います。
 また青年会として、初めての試みを二つ取り入れます。ひとつは定例会の折、布薩式を行います。月に一度、自己を振り返る行持として勤めて行きたいと考えております。もうひとつは、我々僧侶にとって字を書くということは上手い下手に関わらず、避けては通れない道であります。実験的ではありますが、月に一度書道の勉強会を開催いたします。手探り状態での出発ですので、どこまでできるのかは全くの未知数ではありますが、皆様のご協力をいただきながら、参加型の青年会を目的として、会員一人一人が活発に活動していけるよう事業を進めてまいります。

会 長 田中義光


 <事務局>     事務局長 児玉昌広

“和をもって尊し”このことを思い、田中会長のもと、会員皆様と共に暖かな青年会運営の一助になれますよう努めてまいります。微力の私であります、事務局諸兄のお力添えをいただきながら任に当たってゆきたいと思っております、どうぞ宜しくお願いいたします。

青年会の事務処理及び会計管理を統括すると共に、各委員会と連絡を密に取り、各行事の企画・運営が円滑に進むよう調整を行っていきます。また会員相互の親睦を深め、新たな内容の活動を積極的に進めていきます。


<法要委員会>     委員長 鈴木晋一
本年度法要委員会は、従来の三仏忌法要委員会を引き継ぎ、成道会、涅槃会、降誕会をそれぞれ、下総、上総、安房の各地区の御寺院を会場に厳修していきます。県内寺院、檀信徒に集まっていただける行事になればと考えます。また、定例会には、進退習儀や法要、日頃の疑問などの研修等を随時行えるように計画いたします。


<布教教化委員会>     委員長 藤井元超
各委員会と連絡を取りあい、研修会等の活動を通じ、青年僧の布教教化意識の向上を目指したい。


<ボランティア研究委員会>     委員長 宮下晴祐
前期より始まりました”ボランティア研究委員会”ですが、前期は大遠忌記念事業などとかさなり規模の大きなボランティア活動を行いました。これは会員達の経験となり自信にもつながったと思っております。今期からのボランティア研究委員会は、「宗侶としてできるボランティア活動」これをテーマに、人々は何を求め我々は具体的にどんな活動ができるのか、身近なボランティアはないものだろうか、その辺を一歩進めて考えていきたいと思っております。


<法灯編集委員会>     委員長 森田英仁
年2回の法灯の発行
青年会事務局、各委員会主催の行事内容の報告と紹介
青年会OBの方々、現役青年会員、一般参加者(摂心など)のご意見、ご感想を取り入れてゆく。


<IT研究委員会>     委員長 畠山賢陀
IT研究委員会は、千曹青ホームページの運営・管理を中心とした活動を継続していきます。事務局・各委員会と連携を密にしつつ、各行事の告知から報告まで情報を発信。信頼に足る情報発信拠点として内容を充実させていきたいと思います。

 

 

次 第

仏祖諷経

 

総 会

 
1)開会の辞  
2)会長挨拶  
3)来賓挨拶  
4)議長選出  
5)資料の確認  
6)議事録作成人の指名  
7)議事録署名人の選任  
8)議題の確認
9)新議題の確認
10)議 事  
第1号議案 平成14年度行事報告・承認の件
第2号議案

平成14年度会計収支決算報告
並びに会計監査報告・承認の件

第3号議案 役員改選・承認の件
第4号議案 平成15年度行事計画案 審議・承認の件
第5号議案 平成15年度会計予算案 審議・承認の件
11)議長解任  
12)閉会の辞  

       

 

詳細は会報誌「法灯」第11号に掲載予定です。

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