先日おこなった「お寺のIT」に引き続き、第2回目となるIT委員会企画の定例会では、「コンピュータのクラッシュに慌てないために」と題して、初級者向けに『バックアップ』と『ウィルス』に絞ってお話しをさせていただきました。
寺院であっても、コンピュータを使用する度合いは年々高まっています。お寺のコンピュータというと「塔婆用プリンタ」や「戒名作成」などが皮肉っぽく口の端にのぼる昨今ですが、これらを引き合いにだすまでもなく、ごく一般的にワープロや表計算のソフトを使用している人は多いと思います。ただどんなに一生懸命蓄積した資料でも、コンピュータのちょっとしたエラーで、すべてがオジャンになってしまうことも考えられるのです。こういう危険は、お寺もそれ以外もありません。
コンピュータは、壊れるもの。 逆にそう開き直って、いつ壊れてもいいようにと、日頃から備えておくことが肝要です。
今回は特に、初級者向けに話しをまとめてみました。 (私自身の力量では、中級者以上の方には話せないなぁと思ったからでもありますが) 「私がさわったら、コンピュータが壊れてしまうかもしれない」 「中身が怖くて、いじれない」 そんな得体の知れない恐怖にさいなまれて、ベンリな道具に手を出せないのでは、勿体ありません。今回お話しするのは、「壊れても、なんとかなる」ための準備です。
何度もいいますが、コンピュータは壊れるものです。別に誰かのせいではありません。 コンピュータ自身の寿命とか、温度による暴走とか。様々な原因で、壊れるものなのです。 その時、巻き添えをくらった当事者が、どこまで自分のデータを保障されるか。 それには「バックアップ作業」をいつ行ったかが、運命の分かれ道です。 コンピュータのクラッシュに慌てないために。日頃の備えを忘れずにいきましょう。 |