コンピュータのクラッシュに     慌てないために

平成16年7月8日(木)
於 睦沢町 福聚院


先日おこなった「お寺のIT」に引き続き、第2回目となるIT委員会企画の定例会では、「コンピュータのクラッシュに慌てないために」と題して、初級者向けに『バックアップ』と『ウィルス』に絞ってお話しをさせていただきました。

寺院であっても、コンピュータを使用する度合いは年々高まっています。お寺のコンピュータというと「塔婆用プリンタ」や「戒名作成」などが皮肉っぽく口の端にのぼる昨今ですが、これらを引き合いにだすまでもなく、ごく一般的にワープロや表計算のソフトを使用している人は多いと思います。ただどんなに一生懸命蓄積した資料でも、コンピュータのちょっとしたエラーで、すべてがオジャンになってしまうことも考えられるのです。こういう危険は、お寺もそれ以外もありません。

コンピュータは、壊れるもの。
逆にそう開き直って、いつ壊れてもいいようにと、日頃から備えておくことが肝要です。

今回は特に、初級者向けに話しをまとめてみました。
(私自身の力量では、中級者以上の方には話せないなぁと思ったからでもありますが)
「私がさわったら、コンピュータが壊れてしまうかもしれない」
「中身が怖くて、いじれない」
そんな得体の知れない恐怖にさいなまれて、ベンリな道具に手を出せないのでは、勿体ありません。今回お話しするのは、「壊れても、なんとかなる」ための準備です。

何度もいいますが、コンピュータは壊れるものです。別に誰かのせいではありません。
コンピュータ自身の寿命とか、温度による暴走とか。様々な原因で、壊れるものなのです。
その時、巻き添えをくらった当事者が、どこまで自分のデータを保障されるか。
それには「バックアップ作業」をいつ行ったかが、運命の分かれ道です。
コンピュータのクラッシュに慌てないために。日頃の備えを忘れずにいきましょう。

千曹青 IT研究委員長 畠山賢陀 合掌

  


手前勝手なものではありますが、私が作成して当日使用した資料です。
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