寺族研修会


 平成19年9月28日(金)、千葉市海蔵寺様に於いて、曹洞宗千葉県寺族会様主催の寺族研修会が行われました。例年この寺族研修会では、寺族会からの協力要請を受けて、青年会が研修内容の企画と講師を務めています。

 開会に先立ち、本堂にて仏祖諷経を厳修。法要の各配役は青年会事務局が担当し、寺族会の皆様も詠讃歌を奉詠されました。

仏祖諷経 寺族会の皆様

 その後『宗門の道とその日々の中で』という演題で、約1時間半の講演を行いました。内容は「今さら人に聞けないお寺の基礎知識」ということで、曹洞宗の歴史や高祖さま太祖さまについて、両本山・地方僧堂の紹介、基本的な作法、日常的に使う仏教用語などを丁寧に解説。参加された寺族の方々はどなたも熱心に耳を傾け、質疑応答の時間では積極的に発言されていました。

演題『宗門の道とその日々の中で』 講師 青年会会長 新野利行師

ホワイトボードを使っての説明 美しい合掌の形の説明

質疑応答 寺族会長のご挨拶

●会長のコメント●

 寺族会の皆さま、お世話になりありがとうございました。

 以前からの慣例とは言え、若輩である我々青年会が寺族研修会の講師を務めさせていただくことには大変恐縮しておりますが、講師と言うよりも我々自身の勉強の場を与えていただいたと思ってお引き受けいたしました。

 私自身、「こんな事、今さら人に聞けないなぁ」と思っていることが沢山あるので、そういう部分で僅かでもお役に立てたらと思い、今回の講演では曹洞宗の歴史や作法、寺院の専門用語などの基礎的な部分を中心に、最近流行の「トリビア」的要素を含むものまで、私の乏しい知識で知る限りのことをお話しさせていただきました。

 立派な演題を付けて下さった寺族会長さまをはじめ、拙い話に最後まで熱心に耳を傾けて下さった寺族会員の皆さまに、心より感謝申し上げます。合掌


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