平成19年度 11月定例会
〜成道会習儀、疏の作り方・読み方〜
平成19年11月22日(木)、千葉市満蔵寺様に於いて11月定例会を行いました。
今月の梅花練習は浅野太露師が講師を務め、「大聖釈迦如来成道御和讃」を練習しました。12月8日はお釈迦様が成道された日、つまりお覚りをひらかれた日です。青年会でも12月13日に成道会(お釈迦様の成道を讃える法要)を行うため、その折にこの御和讃を奉詠することになりました。
浅野師は、講師として指導に当たるのは今回が初めてとのことでしたが、歌詞の意味やお唱えするときの注意点などを丁寧に説明し、参加者も熱心に練習していました。
梅花練習に引き続き、来月行われる青年会成道会法要に関連する勉強会を2部に分けて行いました。
○三佛忌
降誕会…お釈迦様のお誕生を祝福する法要
成道会…お釈迦様の成道を讃える法要
涅槃会…お釈迦様のご命日を偲ぶ法要
○達磨忌…達磨大師のご命日
○両祖忌…道元禅師、瑩山禅師のご命日
○開山忌…お寺の初代ご住職のご命日
などの法要の際に、この疏を奉読する「宣疏」が行われます。また、疏の作成
はじめに新野会長が作成した見本用の疏と資料を参考に、疏を作る時の作法と書き方・紙の折り方などの説明がありました。また、読み方については、声の大きさや高低が途中で変化する箇所についての説明の後、以前に青年会の法要で維那を務めた事がある会場主の森田英仁師に、実際に疏をお読みいただきました。
疏については法要等で見聞きした経験はあるものの、疏の作成と宣疏を務める維那は法要における重要な役であるため、我々青年僧が実際に役に当たって疏を書いたり読んだりする機会はあまりありませんが、みな自分が役に当たったつもりで真剣に聞いていました。
続く第2部は、来月行う成道会法要の習儀(リハーサル)です。今回の成道会は「経験した事がない役を勉強する」ことに重きを置き、各配役は若手の会員が中心となって務めることになりました。
各配役とも初体験の人ばかりなので、所々法要の流れを止めて、詳しい説明と確認をしながら進めて行きます。
習儀は2回繰り返して行われ、それぞれの配役担当者はメモを取ったり何度も確認をするなど、真剣に取り組んでいました。若手の会員は初めての配役にとても緊張していましたが、諸先輩方が丁寧に指導して下さったおかげで、法要のだいたいの流れを理解できたのではないかと思います。
成道会本番は3週間後です。変に緊張せず、勉強をさせていただくつもりで、本番に臨みたいと思います。
〜青年会員の感想〜
11月22日、千葉市満蔵寺様で行われた11月定例会に参加しました。今回は、12月に行われる青年会成道会の練習と「疏」についての勉強です。 南房総市 福聚院内 庄司徳潤 合掌 |
●会長のコメント● 今執行部では、三佛忌法要を「経験の機会」と捉え、若手会員中心の配役・内容自由という方針のもと、3名の副会長さんにそれぞれ企画をお願いしました。 |