第15回 梅花流千葉県奉詠大会


 11月26日(水)、千葉市青葉の森芸術文化ホールにおいて、宗務所主催による第15回梅花流千葉県奉詠大会が開催されました。

 この大会は2年に一度行われ、青年会ではこれまでも、会場の準備・設営、法要係や案内係として大会の運営に毎回携わってきましたが、今回は青年会として登壇することを目標に、昨年春から毎月1回の練習のほか、青年会三佛忌法要にも梅花を取り入れて行ってきました。

 大会当日は天候にも恵まれ、県内各地から32ヶ寺の梅花講が参加。開会式に続いて各講の登壇奉詠が始まります。どの講の講員さん達も、登壇前は一様に緊張の面持ちでしたが、壇上では日頃の練習の成果を存分に発揮され、素晴らしい奉詠をご披露下さいました。

 我が青年会は17番目の登壇。詠題司を庄司徳潤師、詠頭司を菊地正幸師が務め、総勢23名で「同行御和讃・同行御詠歌(道交)」の2曲を奉詠。

 梅花の登壇は初めてという会員も多く、皆さん柄にもなく(笑)緊張したようですが、奉詠後は互いに感想を述べ合うなど、笑顔で初登壇を終えました。

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奉詠の様子   同行御和讃  同行御詠歌(道交)

〜青年会員の感想〜

 青年会として梅花大会に登壇するのは今回がはじめてですが、約1年半の練習の甲斐もあり、経験者と未経験者が一つになって無事にお唱えすることが出来ました。

 摂心会に続き、青年会発足40周年の記念として、心に残る行事となりました。

佐倉市 隆祥寺 副住職 四十澤承順 合掌


●会長のコメント●

 宗門における梅花流は、毎年開催される全国大会に毎回1万人を超える参加者が集うなど、布教教化活動の一つとして大きな役割を担っています。また、各寺院においても、法要や行事の際に梅花講の講員さん達が積極的にご参加・ご協力下さるなど、お檀家さんとお寺とのコミュニケーションをより深めるための大切な活動の一つとなっています。

 その一方、各寺院の梅花講では、講員さんの高齢化や新たに入講される方が少なくなったことにより、講員数が年々減少している傾向もあるようです。

 こうした中で我々青年僧侶も、布教活動の一つとして、また、お檀家さんとの親交を深める場として、もっと積極的に梅花に取り組む必要があるように思います。

 今回の登壇や毎月の練習、三佛忌での奉詠を通じて、一人でも多くの方が梅花に親しみ、個々の活動の幅を更に広げられることを期待しています。


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