平成20年度
涅槃会・臨時総会



涅槃会

 平成21年2月13日(金)市原市 宝積寺様に於いて涅槃会を修行しました。

 法要に先立ち、はじめに梅花練習を実施。講師は庄司徳潤師が務め、涅槃会法要で奉詠する「大聖釈迦如来涅槃御和讃・御詠歌(不滅)」を復習。続いて法要の習儀を行い、進退の最終確認をしました。

梅花練習講師 庄司徳潤師 難しい曲だが、段々とお唱えできるようになってきた

 習儀終了後、涅槃会法要を厳修。大衆は殿鐘の合図で上殿し、先ほど練習した「大聖釈迦如来涅槃御和讃」を奉詠して導師の入堂をお迎えします。

「大聖釈迦如来涅槃御和讃」奉詠 

 導師入堂し、線香を拈じて法語を奉読。終わって涅槃図前に進んで焼香。次いで蜜湯、菓子お茶をお供えします。その間、大衆は「大聖釈迦如来涅槃御詠歌(不滅)」を奉詠。供物を供え終えたところで合図に従って一同三拝します。

導師は線香を拈じ、法語を奉読 供物をお供えする

一同三拝 

 続いて仏垂涅槃般略説教誡経(ぶっしはつねはんりゃくせつきょうかいきょう)を読誦。読経後、維那が回向を奉読し、再び三拝。導師、大衆の順に退堂します。

仏垂涅槃般略説教誡経 読誦 読経中礼拝


導師  武長一俊師

尊宿  武藤秀樹師

両班  新野利行師

仝   児玉昌広師

仝   四十澤承順師

維那  房田清光師

侍者  森田英隆師

侍香  畠山賢陀師

送迎  伊藤雄太師

堂行  宮川義道師

殿行  戸田信也師

仝   浅野太露師

詠讃師 庄司徳潤師

仝   松崎秀規師




平成20年度 涅槃会



臨時総会

 法要終了後、次期会長選出に関する臨時総会を開催。執行部より、次期会長候補として現副会長 茂原市大泉寺住職 児玉昌広師が推薦され、満場一致で承認されました。その他の役員については、5月の定期総会に於いて改選を行い、執行部交代となります。

臨時総会 会長挨拶 

〜三佛忌実行委員長(上総地区担当)のコメント〜

 禅寺では古来、2月に入ると晩課(ばんか)(夕方の勤行)に仏垂般涅槃略説教誡経(ぶっしはつねはんりゃくせつきょうかいきょう)(お釈迦様が亡くなられる直前の最後の説法を、後のお弟子さま達が要約してまとめた教典。仏遺教経(ぶつゆいきょうぎょう)ともいう)というお経を、お釈迦様のご命日である2月15日まで毎日読み、お勤めをする。

 永平寺修行中、私も皆とともにお勤めさせていただいた。お釈迦さまの遺して下さった「みおしえ」に対して、「俺って全然ダメじゃん…」と思いつつ読んだ事を思い出す。

 その後、千葉に帰り10数年。私にとって涅槃会はお釈迦さまの遺徳を偲ぶ法要以上に自らの反省会になってしまっている。(反省しても改まらない事を反省しているのが現状であるが…)

 数年来、当青年会の涅槃会にも参加させてもらっている。同行の仲間がいる事は有難いお釈迦様のご遺徳である。

茂原市 大泉寺 児玉昌広 合掌


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