平成20年度 1月定例会

〜維那法について・涅槃会習儀〜


 平成21年1月27日(火)、柏市 長全寺に於いて1月定例会を開催。大本山総持寺で9年以上修行をし、副悦(修行道場における修行僧の監督責任者である「維那」の補佐役。)を務めた慈本寺 副住職 薄永大明師を講師に、維那法について勉強しました。

 維那は挙経(こきょう:経題を唱える)をしたり回向を読み上げる役ですが、広い場所や大勢の人がいる場合でも、聞き取りやすく、遠くまで届く声で行わなくてはなりません。薄永師が用意した資料を見ながら、発声の方法や回向の読み方などについての説明を受けました。

講師 薄永大明師 発声方法の説明

 

 引き続き行った梅花練習では松崎秀規師が講師を務め、来月の涅槃会で奉詠する「大聖釈迦如来涅槃御和讃・御詠歌(不滅)」を練習しました。

梅花練習講師 松崎秀規師 自分で拍をとりながら練習をする

 成道会同様、御和讃は昨年の涅槃会の際にも練習しましたが、御詠歌の練習は今回が初めてです。難しい曲であるため、特に梅花初心者は音をとるのに苦労していたようです。


 梅花練習の後、本堂に移動して涅槃会習儀を行いました。今年は導師を武長一俊師、維那を房田清光師が務めます。今回の定例会で学んだ事を活かし、法要に臨みたいと思います。

導師の進退練習 

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