平成21年度 降誕会



 平成22年4月13日(火)、成田市長興院様に於きまして、会員10名参加し、平成21年度降誕会を開催いたしました。


 今年度の降誕会は、法要に代えて、成田市長寿院御住職 篠原鋭一老師をお招きし、我々青年僧に向けての、講義をいただきました。現代社会における『無縁・孤立社会』の問題をテーマに、篠原老師の多彩な活動例などを紹介していただくと共に、我々青年僧に、これからの寺院運営をどのように進めて行けば良いかを御教授してくださいました。2時間にも及ぶ貴重な御講義をしてくださいまして、本当にありがとうございました。


講義  講義


 引き続き、恒例の梅花練習を東伝院副住職 菊地正幸師に講師をお願いし、先月より練習を続けている『三宝讃歌』を繰り返し練習いたしました。


梅花練習


〜副会長兼三仏忌実行委員長のコメント〜


 この度、降誕会に因み講演会を企画しました。釈迦誕生より約二千五百年、異国の地日本でその法を受け継ぐ者として、現代社会の諸問題に対し、我々は何を求められているのか?我々の存在意義は何なのか?私自身が感じる不安や思いを、青年会の仲間と一緒に考える機会にしたく、このような会となりました。本年はオーム真理教による地下鉄サリン事件からちょうど15年を迎えました。今も尚、新興宗教の勢いは増しているようにも感じます。


 伝統教団と言われる私達も積極的な活動をすべき時が来ているように思います。この降誕会記念講演が青年僧侶の自覚と自信に繋がり、あらたな活動への一歩を踏み出すきっかけになったら幸いです。最後にご講演頂いた篠原老師、参加頂いた会員の皆様に感謝を申し上げ、報告と致します。    合掌


       千葉県青年会副会長(三仏忌実行委員副委員長)  宮下 晴祐


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