第1回 ボランティア活動



 平成21年6月2日(木)、柏市市大洞院様に於いて、第1回ボランティア活動を実施いたしまし
た。



 まず始めに各行事定例企画である、梅花流ご詠歌の練習を行いました。今回は、大洞院のお檀家
様方も御一緒に参加していただき、聖号・三宝御和讃をお唱えしました。

梅花練習   大洞院のお檀家の方々

 14時より、SVA(シャンティ国際ボランティア会)の事務局長・理事の関尚士様をお
招きしまして、1時間の講演をしていただきました。


                  関尚士様の講演

 タイ、ラオス、カンボジア、ミャンマー難民キャンプ、アフガニスタンに於いて、図書館
活動
を柱に子供たちの教育・文化支援を行っているSVAの方針や活動をご自身の体験を通した分
かりやすい説明でお話していただきました。ボランティア活動といっても、食べ物や衣服を送るという
事だけでなく、そこに住む人々の根底の部分である歴史や文化をなくしてしまわぬよう、手助けする
こともボランティアなんだという事を教えていただいたように思いました。


 またSVAは、落語芸術協会(桂歌丸会長)と協力し、お寺を会場に『チャリティ寄席』
を開催しており、昨年は34ヶ寺で開催しております。本年も参加寺院を募集しております
ので、ご興味ある御寺院様は、SVA(シャンティ国際ボランティア会)にお問い合わせく
ださい。

     電 話 03−5360−1233
     メール jikaku@sva.or.jp
     担 当 大菅俊幸・自覚大道まで



 引き続き15時より、ボランティア体験といたしまして、日本語の絵本にクメール語のシ
ールを切貼し、
カンボジアの子供たちに寄贈するという作業を行いました。大洞院内に事務局を置
「カンボジア初等教育支援の会 ハンカチの木」の皆さんは、以前よりこの活動を行っており、作業
のコツなどを色々と教えていただきながら、会員も夢中になって作業に没頭いたしました。

作業風景    クメール語訳のシールを切る


クメール語訳のシールを貼る    製作者の氏名をクメール語で書く


                出来上がり



 この一冊が、カンボジアの300人もの子供の手に渡るそうです。子供たちの笑顔を想像しながらの
作業は、とても充実したものでした。また、SVAのスタッフはじめ、大洞院様、「ハンカチの木」の皆さ
ん、このような機会をくださって、ありがとうございました。



                        〜会長のコメント〜


 「青年会として私たちは何ができるだろうか?」以前から折りにふれて登場するテーマです。特にボランティアに関しては裾野が広く、会として目標を定めにくい所もあります、冒頭のテーマの答えとして、私は任期中の継続企画として、子どもたちの教育支援活動を提案します。現在、近日中の活動開始に向けて準備を進めています。



 やってみなければ解らない事がかならずあります。それを知るためにも、会員の皆さんのご理解とさらなるご協力をお願いします。



 関さんがお持ちくださった一冊の本。

 ボロボロの絵本、カンボジアで多くの子どもたちを楽しませた絵本の一冊です。本の右下、ページをめくる部分は全ページこすれて角が大きく無くなっています!

 ここまで読みこまれた本を私は知りません・・胸にこみ上げるものを感じます。



 関さん、「ハンカチの木」の皆さん、この度はありがとうございました。今後共よろしくお願い申し上げます。




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