人間ドックに行って               渕龍寺 住職 伊藤雄太

サラリーマン時代は年に一回、健康診断があった。
僧侶となり本山へ修行に行くと最初に健康診断があった。


それから、早十何年。そろそろ身体に気をつけようと思い、青年会で募集した「人間ドック」に行ってきた。

結果は敢えて伏せるとして、その日から生活が一変した。
問診をしてくれた先生のフレンドリー&軽い口調から時々放たれる、強烈なボディーブローの数々。


問診室に入ると「おっ、今日のMVPが来たね」に始まり、
「この年でこの数値はないねぇ」
「今までの生活を思い起こせば分かるでしょう。この結果」
等々、ぐうの音も出ないとはこの事。


タバコ     1日3〜4箱  → 禁煙
カップラーメン 週5      → 禁麺
お酒      ほぼ毎日、晩酌 → 禁酒(家では)


細かい事は他にもあるが、自分にとっては今のところ「禁煙」が一番大きい。
「禁煙するとご飯がおいしい」というのは、イマイチ理解出来ないが、朝の目覚めが全く違う。極めて爽やかだ。
「こんな事なら、もう少し早めに…」と今更言っても仕方がない。


人間ドックに行くきっかけを与えてくれた青年会に感謝し、今日もカロリーを気にしながらも前より少し軽くなった身体で仕事に励もう。


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