車上荒らし                 玉泉寺 副住職 渡邊信行

やられた。「車上荒らし」だ。

近年ニュースなどで、多発している事を耳にしていたが、
まさか自分の身に被害が及ぶとは、思いもよらなかった。


不幸中の幸いで、盗られた物はCD以外になかったものの、
「運が悪かった」とこのまま泣き寝入りするのも悔しいので、色々調べてみた。


昨年、県下で起こっている車上荒らしの事件は12,000件。
車の盗難も含めると、実に30,000件以上になる。
荒らされる車は、セキュリティ装置の設置率が低い軽自動車やミニバンが多い。
逆に盗難される車は、高級車であるほど盗られやすい。


犯行の手口は、堂々とガラスを割って侵入する者から、
バールやピッキングと呼ばれる工具を使うものと多種多様で、
きちんとロックしていても油断はできない。
盗まれる物の大半は、カーナビ、オーディオだ。運転免許証や車検証も危ない。


防犯対策としては、
 ●車から離れる時は短時間でも必ず施錠。
 ●スペアキーを車内に放置しない。
 ●キーを預けるタイプの駐車場は避ける。
 ●人目の届かない駐車場を利用しない。
 ●盗難防止装置を利用する。


以上の事は、一般的な防犯対策としてテレビや新聞でよく目にしますが、
皆さんも、いま一度再確認されてはいかがでしょうか。


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