平成25年2月7日(木)、OB1名、会員13名参加のもと、鴨川市長安寺様に於いて涅槃会・臨時総会を行いました。
13時より、房田清光師を講師に涅槃会で奉詠する『大聖釈迦如来涅槃御和讃』『大聖釈迦如来涅槃御詠歌(不滅)』を練習しました。1時間足らずで2曲を練習するのは大変でしたが、これまでの練習のおかげかメロディを覚えるのが早くなりつつあるように感じました。
引き続き配役等の打ち合わせを行ってから、14時半より涅槃会を修行しました。長安寺様にはとても立派な涅槃図(お釈迦様の涅槃時の様子を描いた絵)があり、今年もその涅槃図をかけての行持となります。導師を武長一俊師、維那を松本英明師がつとめ、本堂内に柔らかな午後の光が差し込む中、法要は厳かに執り行われました。
法要のはじまりを知らせる鐘が鳴ると、両班(導師の両脇に並ぶ僧侶)が本堂中央の大間に入ります。位についたところで『大聖釈迦如来涅槃御和讃』をお唱えし、導師をお迎えします。
導師は仏前に進前、焼香して三拝した後、再び進前して献供を行います。はじめに蜜湯、浄飯、つぎにロ親金(浄財)、お菓子、お茶の順に供物が運ばれてくるので、それぞれを丁寧に捧げた後、3回ずつ、合計9回お拝をします。
献供後、導師が法語といってお釈迦様を讃える言葉を述べると、両班は大間の南側に一列に並びます。維那の拝請に従って順番に焼香し(出班焼香)、全員が焼香を終えると、お釈迦様に対して9回お拝を行います(大衆九拝)。大衆九拝終わって維那は疏(お釈迦様の徳を讃え供養する文書)を読み上げ、全員で読経します。
涅槃会配役
・導師 武長 一俊 ・尊宿 大山 文隆 ・両班 宮下 晴祐 ・仝 四十澤 承順 ・仝 森田 英隆 ・維那 松本 英明 ・侍者 畔柳 智彰 ・侍香 吉村 明倫 ・堂行兼送迎 安田 宏彰 ・殿行兼記録 野口 隆道 ・殿行 増田 芳裕 ・仝 征矢 貴晃 ・詠讃師 房田 清光 |
一、殿鐘三会大衆上殿 |
法要後、平成24年度千葉県曹洞宗青年会臨時総会を開催。今年度で現会長の任期が満了となるため、次期会長を選出させていただきました。宮下会長の推薦により副会長である佐倉市隆祥寺副住職 四十澤承順師が指名され、満場一致で第22代会長に承認されました。四十澤師より「会長を引き受けた以上、笑顔で精一杯楽しく行いたい。そして青年会をより良く有意義にしていくには会員の皆様の協力が不可欠ですので、ご協力どうぞ宜しくお願いします。」との挨拶がありました。その他の役員については、5月の定期総会に於いて改選となります。
この度、会場を提供くださいました長安寺様、心より御礼申し上げます。そして、ご参加いただきましたOB、会員の皆様、本当にお疲れ様でした。
〜三仏忌実行副委員長のコメント〜
三仏忌が九拝に対して、祖師忌(両祖忌や開山忌等)が十八拝なのを不思議に思ったことはありませんか?三仏忌は上香三拝、献湯食三拝、ロ親金菓茶三拝で九拝ですが、祖師忌は上香三拝、献湯食三拝、ロ親金菓三拝、収坐具、茶鼓一通、上香三拝、献茶三拝、中揖三拝、収坐具、鳴鼓三下で十八拝です。しかしお供えする物は湯、食、ロ親金、菓、茶の五点で両方同じです。 副会長(三仏忌実行副委員長) 大山 文隆 九拝 |
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