法灯発送作務・第2回定例会(ボランティア)

 平成24年7月5日(木)、酒々井町浄泉寺様に於いて、会員15名参加のもと、千曹青の会報誌『法灯』第29号の発送作務・第2回定例会(ボランティア)・梅花練習を行いました。

 13時より今期最初の法灯発送作務を行いました。

発送作務風景  発送作務風景

 続いて14時より第2回定例会を行いました。この度の定例会では公益社団法人シャンティ国際ボランティア会(SVA)の気仙沼事務所スタッフである三浦友幸様を講師にお迎えし、写真・動画を使用しながら、東日本大震災が発生した当時の気仙沼の状況や、ご自身の被災体験について御講演くださいました。そして、これからの被災地復興に向けての取り組みについてもお話しいただきました。

講師 三浦友幸様  映像を見ながらの説明

 東日本大震災後の気仙沼市の避難所数は全部で91施設、そのうち6施設が寺院とのことでした。避難者数は1万人以上、市の人口の6分の1を超える方が避難生活を余儀なくされました。三浦様は避難所となった自宅近くの寺院に通い、事務局員として約半年間、避難所の運営にあたられたそうです。その後、地域との関係を築きながら支援活動を行っていたSVAの活動に共感し、SVA気仙沼事務所の職員となりました。

 震災直後はすべてのものが流されてしまったために、物資の調達・住居の確保が最優先でした。1年が過ぎた今、必要なのは『人の力』です。働く場所や、自立復興に必要な人材の確保が求められています。しかし、多くの住民、特に若者が職を求め都市部へ移住してしまいました。三浦様はSVAの活動を通して、人々の連携をサポートし、人材の育成を行うなどして、今後も自立復興を支援する活動を続けていきたいと締めくくられました。

定例会風景  定例会風景

 今現在、日本ではどの地域でも大規模な地震や災害が起こる可能性があると言われております。万一自分自身のお寺が避難所になったとしても、いつでも『対応できます、大丈夫です』と自信を持って言えるように、地震や災害への対応策を考えていきたいと思いました。

 引き続き、庄司徳潤師を講師に梅花練習を行いました。今回お唱えしました曲は盂蘭盆会御和讃と盂蘭盆会御詠歌(迎火)の2曲です。11月に行われる県大会にて登壇奉詠する曲であるため、会員1人1人が真剣にお唱えしていました。

講師 庄司徳潤師  梅花練習風景

 皆様方のおかげをもちまして、順調に発送作務を終え、第2回定例会、梅花練習を行うことが出来ました。御参加頂きました会員の皆様方、有り難うございました。そして、講師をおつとめ頂きました三浦友幸様、遠方よりお越しくださり、懇切丁寧な御講演を賜りましたこと、心より御礼申し上げます。

※平成24年7月上旬より、宗務所内に書き損じハガキの回収箱を設置いたしました。皆様御協力の程、宜しくお願いいたします。
(但し宗務所は御持参のみの受付ですので、郵送は御遠慮ください。)


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