第18回梅花流千葉県奉詠大会

 平成26年10月22日(水)、木更津市かずさアカデミアパークに於いて、宗務所行事であります『第18回梅花流千葉県奉詠大会』が開催されました。

開会式  開会式A

千葉県宗務所長 岡本和幸老師  導師退堂

 青年会は主に会場の準備、法要係や案内係を行いました。全25組が参加、我々青年会は24番目に登壇しました。順番が近づくにつれ、会員の顔に緊張の色が見えてきました。

 『追善供養御和讃の1番・4番』の詠題司を安田宏彰師、詠頭司を山高信厚師が務め、『追善供養御詠歌(妙鐘)』の詠題司を山高信厚師、詠頭司を安田宏彰師が務め、総勢18名で2曲を登壇奉詠しました。奉詠のあとには多少アクシデントがあったものの、会員全員が大きな声で元気よくお唱えして、沢山の拍手をいただくことができました。

青年会会長 四十澤承順師  青年会奉詠

きもちをひとつに  一生懸命にお唱えを

 今回の千葉県奉詠大会まで御参加、御協力をいただきました会員の皆様、本当にお疲れ様でした。そして、今大会に向けて熱心に指導して下さいました房田清光師、ありがとうございました。

集合写真

〜青年会梅花講師のコメント〜


『講師をつとめさせていただいて』

 四十澤会長就任よりこれまで、梅花流詠讃歌の講師を勉強させていただきました。
 自分の至らなさにより、会員の皆様に多くのご不便とご迷惑をおかけしたことを反省するとともに、一生懸命に梅花に取り組んでくださいましたこと、心より感謝申し上げます。
 前年度は三佛忌法要などで奉詠する曲を中心に練習してまいりました。梅花大会登壇に向けての練習は、今年度から本格的にはじめました。登壇曲は「追善供養御和讃」「追善供養御詠歌(妙鐘)」です。日頃から梅花流詠讃歌を勉強している方だけでなく、法具をお持ちでない方も供養の場でお唱えすることができるようにと、この2曲を選択いたしました。
 ところが、練習すればするほど難しい曲を選んだかもしれないと悩むようになりました。特に御詠歌のほうは、慣れない人にはメロディが捉えづらいらしく、登壇に間に合うか内心穏やかではありませんでした。しかし、大会当日のお唱えは声も良く揃っていて、これまでで1番の出来栄えだったと思います。あらためて会員諸兄の熱意と努力に敬服した次第です。
 平成19年からはじまった青年会での梅花講習も、今年で8年目となり、法具をもって練習に励む会員が増えてまいりました。今後もこのような取り組みが引き継がれますよう、そして青年会活動とともにますます活発になりますよう祈念し、感想とさせていただきます。

養昌寺 住職 房田 清光 合掌


〜参加者のコメント〜


『第18回千葉県梅花流奉詠大会に参加して』

 奉詠大会初登壇、かつ、講の皆様をステージ裏へお呼びする、誘導係に従事しておりました。ステージ上にもステージ裏にも、皆様と梅花流のかかわりを感じるさまざまなお姿がありました。
 始めに声を出さなければならない詠題司の方、あとに続く詠頭司の方。皆様の所作ひとつひとつ。大きなホールのステージ中央にて、練習の成果をご披露される場においては、誰もが緊張なさったのではないかと思います。
 客席にてご覧になっている皆様が、登壇中の皆様に合わせて一緒になって手を動かし、声を出して一緒にお唱えしているお姿がありました。まるで、「頑張って!」という思いで一緒にお唱えしているようでした。
 お亡くなりになった参加者の方の遺影を傍らに、登壇し奉詠する方々もおられました。
 奉詠が終わり、お互いに労いのことばをかけ合うなど、ステージ裏ならではの光景もありました。
 さまざまな形で、講の皆様同士の絆、そして志を同じくする人同士の寄り添いの心を感じました。
 小生も昨年より「梅花流初級講座」にてご指導を受け始めました。
 未熟者の自身の所作をいっそう正し、皆様と心一つに登壇できるよう研鑽していきたいと思います。


慈恩院 副住職 石井 康順 合掌

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