平成28年度 第4回定例会
(東日本大震災七回忌慰霊法要)

 平成29年3月10日(金)、旭市にて会員12名、相談役1名、寺族1名参加のもと、第4回定例会を行いました。旭市は東日本大震災において甚大な被害を受け、当時の惨状と復興までの長い道のりを伝え、その教訓を忘れないために旭市防災資料館を建設されました。

石碑  須弥壇

導師と両班  法語

 資料館の前には海岸が広がります。ここから押し寄せる津波により被害に遭った事をあらわす石碑には「旭市飯岡津波被災の碑」と書かれ、隣には当時の津波の高さである7.6mのラインをあらわす「伝えつなぐ大津波」と書かれた石碑が立っています。この海岸において、まずは七回忌慰霊法要を執り行いました。

堂行副堂  焼香

読経中  維那

 法要ののち海岸に向かい坐禅を行いました。震災にて苦難を受けた全ての方々を思い禅定の世界に入りました。

鼓ハツ  座禅@

座禅A  座禅B

 法要の後、旭市防災資料館において見学を行いました。
旭市防災資料館には津波がまさに迫りくる様子、津波で実際に破損したもの、復興の足取りを辿る様々な写真が飾られています。当日の新聞、高い津波の恐ろしさをあらわす表なども展示されていました。

防災資料館看板  説明を受ける様子@

説明を受ける様子A  説明を受ける様子B

 復興を願う様々な方々によるボランティア活動の様子や、旭市を想って遠方の学校の生徒さんたちがメッセージを書いた大変大きな寄せ書き、芸術活動をしている方々からの熱い思いをしたためたメッセージ等も飾られていました。また、ここではビデオ鑑賞もでき、わかりやすく、また肉迫するようなインパクトで私達自身も当時の疑似体験をしているような気持ちになりました。

内部資料  止まった時計

説明を受ける様子C  手紙

 改めて私達には何ができるのかという壮大な課題を手にしつつ、畏敬と感謝をもって旭市を発ちました。
ご協力いただきました皆皆様、ありがとうございました。

集合写真大

七回忌慰霊法要配役

・導師       赤星  隆誠
・両班       四十澤 承順
・仝        庄司  徳潤
・仝        庄司  清光
・仝        宮川  義道
・仝        吉村  明倫
・仝        増田  芳裕
・仝        松本  大俊
・維那       大塚  昌浩
・侍者       菊地  正幸
・堂行兼送迎    吉岡  義秀
・副堂       征矢  貴晃
・録事       川村  明生


七回忌慰霊法要差定

一、殿鐘三会大衆上殿
一、七下鐘導師上殿
一、鼓ハツ三通
一、拈香法語
一、大悲心陀羅尼
一、甘露門
一、普回向
一、読経(寿量品偈・行道二匝)両班・諸配役焼香
一、回向
一、鼓ハツ三通
一、導師退堂
一、大衆散堂



一覧に戻る