曹洞宗群馬県宗務所
群馬県曹洞宗青年会主催
日航機墜落事故三十三回忌慰霊法要

 平成29年7月21日(金)、群馬県藤岡市光徳寺様、上野村御巣鷹の尾根にて、会員6名参加のもと、曹洞宗群馬県宗務所・群馬県曹洞宗青年会主催日航機墜落事故三十三回忌慰霊法要が行なわれました。
 午前10時より、光徳寺様本堂に於いて、群馬県宗務所長 渡辺啓司老師が導師を勤められ、日航機墜落事故物故者三十三回忌法要が厳修されました。読経中には参列者が焼香を行い、中にはお寺に隣接する保育園の園児たちもおり、大勢の方々が手を合わせられました。
 法要終了後には、御遺族で結成された8・12連絡会事務局長の美谷島邦子様による講演会が開かれました。
 美谷島様は「御巣鷹の尾根は現在、多くの方が足を運び、安全を願う場になっています。私たちは、安全への祈りがこもった『いのちのバトン』を次の人に渡すため、これからも事故について語り継いでいきたい」と決意を述べられました。

法要  焼香

講演A  講演@

 午後は群馬県曹洞宗青年会が中心となり、関東の他県より集まりました青年会僧侶約50名が、事故現場の御巣鷹山に慰霊登山をいたしました。
 まず、登山前に上野村慰霊の園にて慰霊法要が行われ、その後に、御巣鷹山を約40分ほど登り、事故現場である昇魂の碑の前にて慰霊法要が行われました。石碑前での法要では、亡くなった520名のお名前が読み込まれました。山中に鳴り響く鐘の音と読経に、故人様に対して思いを馳せ、手を合わされた方がたくさんいました。

上野村慰霊の園  昇魂の碑@

被害者碑  昇魂の碑
集合写真

 今回の参加者には、この事故が起きた後に生まれた青年会員もたくさんおり、実際にどんな事故だったかを知らない方もたくさんいました。そして、その人数は年々増加していきます。そのような中で私たちがこれから出来ることは、講演会の内容にもあったように、次の代、そしてまた次の代へとこの事故を伝えてゆき、忘れられないようにこれからも追悼の意を捧げることであると改めて、感じることができました。
 この法要に千葉県曹洞宗青年会も参加できた事をとても感謝しております。
 ありがとうございました。



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