第39回 摂心会

 平成29年11月15日(水)〜16日(木)、八千代市・長福寺様に於いて、吉村利行老師(会場主)、ご寺院様2名、相談役1名、会員11名、参禅者9名参加のもと、第39回摂心会を行いました。今回の摂心会では、それぞれ自分の応量器を持参し、僧堂(坐禅堂)での行鉢(食事)を行いました。講師には曹洞宗千葉県宗務所所長 清原俊光老師をお招きし、『正法眼蔵 生死の巻』について、提唱して頂きました。

長福寺  開講式@

開講式E  開講式A

開講式B  開講式C

1115 摂心会_171121_0005.jpg

 青年会会長 庄司徳潤より、「会場を御貸し頂いた長福寺様に感謝し、2日間しっかりと坐禅しましょう」という挨拶があり、摂心会が始まりました。
 まず始めに、坐禅をした後に中食(昼食)となりました。摂心会中の食事は典座和尚を担当した宮川義道師がおいしい精進料理を作り、浄人が参加者に給仕をし、偈文を唱えて、僧堂行鉢の作法に従って頂きました。また、一般参加者の方には会で用意した略応量器で展鉢し、一緒に頂きました。普段は中々体験できない展鉢に苦戦する参加者も見られました。

行鉢@  行鉢B

行鉢C  行鉢A

 中食後には清原老師による提唱となりました。提唱は2日間で3回行われ、清原老師は「生死とは、裏表のようなものである。生があるから、死がある。私たちは今こうして生きさせて頂いている。そしてみなさんで集まり、坐禅を組まさせて頂いている。こうした事に感謝をしつつ、人生を大切にしなければならない」とおっしゃられました。
 薬石(夕食)が終わると夜坐となりました。この間に清原老師による独参が行われ、一般参加者は各々、老師のもとを訪ねました。最後には全員で『普勧坐禅儀』をお唱えし、無事1日目を終えました。

提唱  提唱@

中食様子  薬石A

夜坐  夜坐@

 2日目は朝の坐禅から始まり、その後朝課にて全員で般若心経を読経、小食、作務の流れで修行しました。

朝課@  朝課A

小食@  小食A

作務@  作務A

 作務後は再び、坐禅、提唱、中食となり、最後に閉講式を勤め、2日間の全日程を終了となりました。
 今回、会場を快くご提供くださいました長福寺様、ご多忙の中、講師をお務めいただきました清原俊光老師に心より御礼申し上げます。そしてご参加ご協力いただきました、ご寺院様、会員の皆様、一般参加者の皆様、本当にお疲れ様でした。来年以降も皆様のご参加を心よりお待ちしております。

摂心会差定

時間
11月15日(水)
時間
11月16日(木)
10:00
受付
4:00
振鈴
10:30
開講式・説明
4:20〜5:00
止静・経行・抽解
11:05〜11:50
止静・抽解
5:10〜5:50

止静・抽解
(搭袈裟の偈)

12:00
中食
6:00〜6:20
朝課
13:10〜14:00
止静・抽解
6:30
小食
14:10〜15:00
止静・経行・抽解
7:30
作務
15:20〜16:20
提唱
8:20〜 9:00
止静・抽解
16:40〜17:20
止静・抽解
9:10〜10:15
提唱
17:30
薬石
10:30〜11:10
止静・経行・抽解
18:40〜19:20

止静(独参)
抽解

11:20〜11:50
止静・抽解
19:30〜20:10

止静(独参)
経行・抽解

12:00
中食
20:20〜21:00

止静・抽解
(普勧坐禅儀)

13:10
提唱
21:00

布団作務・打眠

14:10
閉講式
 
了って解散



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