平成29年度 第1回定例会
(梅花練習・日本茶講習会)
平成29年6月7日(水)、四街道市全宅寺様にて、相談役1名、会員14名出席のもと、第1回定例会を行いました。
午前中は梅花委員長 山高信厚師を講師として、『千葉県梅花流常詠御和讃』を練習致しました。この曲は千葉県で梅花流詠讃歌が始まって、20周年記念の時に作られた曲です。
午後は、NPO法人日本茶インストラクター協会千葉支部より、出浦 浩先生、横山文美子先生を講師としてお招きし、日本茶の講義を受けました。
まず、私たちが日本茶について、どのくらいの知識があるかを確認するためにテストが行われました。緑茶、紅茶、ウーロン茶の木はすべて同じか、そうでないか・・・などの問題を数問受けましたが、意外にも知らない事が多かったです。
その後、講義が始まり、歴史、種類、味の成分、美味しいお茶の淹れ方、お客様へのお茶の出し方(作法)などを学びました。
そして、実践研修では、大人数にお茶を淹れる時のやり方として、10名のお客様に煎茶を提供するという想定で行われました。今回は急須を2つ用意し、片方に茶葉を入れ、もう片方には入れずに、お湯を移しながら淹れる方法を学びました。
最後の試飲では、今まで私たちが淹れてきたお茶とは同じ茶葉でも色、味が全く違うと感じる方もおり、すぐに自坊で淹れたいという声も聞こえました。
講義終了後に、先生にお茶を淹れる、お出しするときの注意点などを改めて伺うと、「お茶の淹れ方には作法(マニュアル)があるが、本当のおもてなしはマニュアルに書いていないことをプラスして、行うことだ」と述べられました。
私たち僧侶は、檀信徒の方々と接することが多く、お茶を提供することがよくあります。お越し頂い際に、お出しするお茶はまさにおもてなしの心を忘れてはいけないひとつになります。丁寧に行うという意識だけではなく、そこに知識が加わることでおもてなしにも磨きがかかるという事を学びました。
今回、講義して頂きました先生方には感謝申し上げます。ありがとうございました。
〜参加者のコメント〜
我々日本人はお茶の文化とは切っても切り離せないものだと思います。我々僧侶も、お茶を淹れたり、戴いたりする機会が多いです。 龍安寺 住職 武田 征龍 合掌 |
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