平成29年度 第2回定例会
(法灯発送作務・AED講習)
平成29年7月6日(木)、山武市元倡寺様にて相談役1名、会員11名出席のもと、第2回定例会を行いました。
今回はAEDの使用方法について、山武群市広域行政組合東消防署 救急救命士 救急係長 林 義昭様に講師としてお越し頂き、2時間の講習を受けました。AEDの講習を受けるのは会でも初めてではないので、前回教わった事を照らし合わせながらの講習となりました。
まず、道端などで傷病者に遭遇した時の対処方法について説明して頂きました。
傷病者と遭遇したら、周りが危険な場所ではないかの状況確認、傷病者の意識確認をし、意識がなければ気道確保をし周りに助けを求め、119番通報とAEDを持ってきてもらうことをお願いし、自身は必要があれば救急車、AEDが来るまで、胸骨圧迫をするという流れで対処するということでした。前回との相違点に、現在は千葉県で119番をかけると、千葉市と松戸市にある消防指令センターにどちらかに繋がる為、現場の情報(何市、何町、○○ビルの近くなど)を出来るだけ、細かく伝えることに注意するというのがありました。
次に2人1組で実際に救命練習用人形を使用してのAEDの実習を行いました。
1人が傷病者を発見し、助けを求め、胸骨圧迫をしている間に、もう1人が119番通報とAEDを傷病者に装着するという役でした。AEDは音声ガイダンスに沿って行う為、使い方に苦労する者は少なかったですが、実際に大変だと感じたのが、胸骨圧迫でした。1分間およそ120回というペースで胸骨圧迫し、AEDによる電気ショックをし、心肺の動きの確認を意識が戻るまで交互にずっと続ける作業が、会員達の予想を超えるほど体力を使い、実習終了後の感想では「思っていた以上に大変で、疲れた」という声が多く聞こえました。
公共の場はもちろん、寺院にもAEDの設置が多くなってきた現代において、使用方法がわかっていても、いざ本番で使えるようになるには、少しでも多くの知識と経験が必要となってきます。本日教わった事をいかに迅速かつ丁寧に行い、人命救助の可能性を少しでも上げる為に、これからも普段から人命救助について確認をしなければならないことが改めて勉強になりました。
林様、ありがとうございました。
AED講習終了後は、千葉県常詠御和讃・御詠歌の練習と、千曹青の会報誌『法灯』第39号の発送作務を行いました。
会員の皆様、お疲れ様でした。
〜参加者のコメント〜
今回AED講習を受けてみて、忘れているなと思いました。 高徳寺 副住職 松本 大俊 合掌 |
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