第1回定例会
令和3年6月9日(水)、旭市防災資料館に於いて、会員10名、相談役1名が集まり第1回定例会が開催されました。
13時30分から担当の辰野様より資料館をご案内頂きました。
旭市防災資料館は旭市に甚大な被害をもたらした東日本大震災の記憶を後世へと伝え、悲劇を繰り返さぬよう防災の知識を身につけて貰う為、平成26年7月19日に開館しました。
3月11日、旭市には3度の津波が襲いました。1回目、2回目の津波が到達してから約1時間経過したため、もう津波は来ないと思った住民の方たちは、自宅へ戻り、片付けをしていました。そこに、3回目の7.6メートルにもおよぶ1番大きな津波が襲いました。その津波により13名の方が犠牲となり、2名の方が未だ行方不明、多くの人々が怪我を負いました。
津波により多くの方が自宅を失い、避難所での生活を余儀なくされ、不自由な生活を強いられました。
ですが、被災された方々がお互い助け合い、またボランティアの協力もあり、徐々に落ち着きを取り戻しました。
館内を拝観後、映像資料『復興あさひ』を視聴させて頂きました。
当時の様子や今日に至るまでの取り組みをまとめた内容になっており、津波の被害の甚大さ、そして恐ろしさを目の当たりにすると同時に、住民の皆様が復興に向けて行動をする姿を見て、共に協力することの大切さを学びました。
その後10年の節目として、令和3年3月11日に建立された慰霊碑の前にて慰霊法要を勤めました。
導師を会長吉岡義秀師が勤め、修証義をお唱えし、読経中焼香を行いました。
会員1人1人が犠牲となった方々の御冥福を祈り、旭市の復興を祈念しました。
今回旭市防災資料館を案内してくださった辰野様に、心より御礼申し上げます。