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千葉県曹洞宗青年会

涅 槃 会

 

平成15年2月13日〜14日

於・市原市 宝積寺

担当 上総地区三佛忌実行委員会

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千曹青三佛忌・涅槃会を終えて


 上総地区の三佛忌としてこの度、涅槃会を担当することとなりました。今回は涅槃講式に取り組みました。

 私は、御詠歌はもとより、声明も全くノウハウが無く、講式についての法式進退もわかりません。ただ、祖山安居中、講式の(何の講式だったかは忘れてしまいました。スミマセン。)散・梵・錫の(どれだったっけ?)配役を頂いたことだけであります。祖山で修行される講式は勿論、綿密なる馴らしの上で当日を迎えるわけですが、こと、青年会、それぞれ集まる機会も限られる中、どれだけ出来るかは、判りませんでした。しかしながら、今まで未経験の法要とはいえ、祖山の雲衲でさえ、訳の判らない中、その意味が判らずとも、何とかやる。だから、私としては非常に楽観的だけれども、出来ない訳がない、やれば何とかなるだろう、との希望をもって臨んだ次第であります。
 昨年の末から打合せと馴らしを数回行いましたが、それに参加する会員の皆様一人一人が予習を十分にされた上で、全体の集まりに臨んでおられた事が特に心に残り、本当に有り難い事と思いました。本番は引き締まった雰囲気の中、厳かに行持する事が出来ました。有難うございました。
 前回の成道会に引き続き、会場を自坊の宝積寺にしてしまい、またまた我田引水な行持になってしまいましたが、お許しください。併せて、いい夜参を行ずることが出来て、大変うれしく思いました。(私は調子に乗って呑み過ぎました。)ひとつの行持を通じて、それが素晴らしいサンガになりました。
 個人的な観点からは、構成的に講式はテーマから始まり、それぞれのソロパートをうまく繋ぎ合わせ、最後にまた、テーマに戻るという、音楽的な内容を持った法要であり、クラッシクや、近代音楽としてのジャズ、ブルースにも何か通じるように思われて面白いと思います。この度の涅槃講式について、当役とそれ以外サポートされました皆々様の素晴らしい一大セッション!となったのではないでしょうか。
 反省点もありますが、次回の行持に生かして行きたいと思います。この度の行持に際し、資料については永平寺東京別院様に大変お世話になり、御教示・御法具の御力添えを県内御寺院様より賜りました。謹んで御礼申し上げます。

平成15年2月16日
実行委員長 武藤秀樹 九拝

 



 今回の会場となった宝積寺様には、境内に玉泉幼稚園を有して居られ、幼稚園行事としても涅槃会を毎年修行されているそうです。たまたま青年会の行持としても宝積寺様で涅槃会を修行する事になりましたのでご協力できるところはお手伝いをさせていただく事になりました。

 涅槃団子作成中

 玉泉幼稚園では涅槃会をお勤めした後、園児達に涅槃団子を振る舞う事が恒例になっていて、準備の都合上蒸す直前の状態まで前日に作業するそうです。青年会でも団子を練る作業をお手伝いさせていただきました。


逮 夜 諷 経

読 遺教経
読 遺教経

涅槃講式前日にあたるこの日の夕方、お逮夜の法要が厳修され遺教経が読誦されました。法要終了後明日の涅槃講式のならしが本番さながらに行われました。

打ち合わせ

差定の確認、入念な打ち合わせ

 

浄道場
浄道場

四智讃
四智讃

 

如来唄如来唄

散梵錫 散梵錫

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